室戸市 世界ジオパークに認定

9月18日 6時42分  

地球の成り立ちを知るうえで貴重な地形や地質がある地域を認定する「世界ジオパーク」に、およそ1億年前からの地殻変動の跡などを観察することができる高知県室戸市が国内では5か所目の地域として選ばれました。 

世界ジオパークは、地球の成り立ちを知るうえで貴重な地形や地質があり、教育や観光への活用も期待される地域を、ユネスコの支援で設立された国際組織「世界ジオパークネットワーク」が認定しています。世界ジオパークの新たな地域を認定する国際会議がノルウェーで開かれ、日本時間の18日午前4時すぎ、高知県室戸市の全域が新たに認定されました。室戸市役所の会議室には市民などおよそ160人が集まり、国際会議に出席している小松幹侍市長などが、会議で認定されたもようをインターネットで伝えました。認定された瞬間には、集まった市民が拍手をしたり歓声を上げたりして喜び合っていました。室戸市には、およそ1億年前からの地殻変動の跡が残り、過去の南海地震で海底が隆起した地形などを観察することができます。「世界ジオパーク」には、国内ではこれまで北海道の「洞爺湖・有珠山地域」など4か所が認定されていて、今回の認定が5か所目です。世界ジオパークに認定されたことについて、室戸市の小松市長は「市民の皆さんの熱い思いが審査員に伝わり、これまでの取り組みが評価されとてもうれしく思います。今後も、施設の整備や人材育成などに取り組み交流人口の拡大などにつなげたい」と話しました。また、室戸市民は「とてもうれしいです。どきどきしながら発表の瞬間を待っていました」とか「ジオパークは世界に通じるブランドで、室戸の発展につなげていきたい」と話していました。 

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110918/k10015677181000.html

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