救助の少年“助かってよかっ た”
3月21日 13時53分
宮城県石巻市で倒壊した住宅に閉じ込められ、20日、震災 から9日ぶりに救助された阿部任さん(16)が、病院のベッドで取材に応じました。ベッドの中の 任さんは 落ち着いた口調で「助かってよかったと思います」と述べたうえで、一緒に救助された祖母の寿美さん(80)と9日間をどう過ごしたの かについては 「声を掛け合ったが、あまり覚えていない」と話しました。また、津波が襲って きたときのことについては「家の中にいたので、よく分からないです。閉じ込め られてい た場所はひと部屋くらいの広さで、立っては歩けませんでした」と話しました。また、「近くで警察などの救助の声は聞こえましたか」と いう質問に対 して、「音は聞こえていたが、外に出られなかった」と話しました。今の体調に ついて、任さんは「大丈夫です」と答えましたが、「体調がよくなったら、これ から何を したいですか」という質問には、「まだあまり考えていません」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110321/t10014808061000.html
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