リビア政権 NATO 側と接触か          

4月5日 5時30分     

戦闘が続くリビアでは、カダフィ政権側が停戦に向けた具体 策を模索するため、NATO=北大西洋条約機構のラスムセン事務総長と接触を図ったとみられますが、依然、事態打開の見通しは立って いません。

リビアでは、カダフィ政権側と多国籍軍の支援を受けた反政 府勢力の間で、北東部のブレガを巡って激しい攻防が続いているほか、内陸部の地方都市でも、政権側の部隊による攻撃が激しさを増し、戦 闘は全土に拡大する様相を見せています。こうしたなか、リビアのオベイディ副外相が4日、停戦に向けた具体策を模索するため、ト ルコの首都アンカラを訪れました。アンカラには、軍事作戦を主導しているNATO=北大西洋条約機構のラスムセン事務総長も訪問して おり、両者はトルコを介して何らかの形で接触したものとみられています。これに関連して、トルコのダウトオール外相は4日、地 元メディアに対し「近く反政府勢力側の 代表も迎えたい」と述べ、停戦に向けた仲介に意欲を示しました。政権側の停戦 案は明らかになっていませんが、一部のメディアは「カダフィ大佐に代わって次男のセイフ・イスラム氏が実権を握り、民主化を進める案 を提示しようとしている」と伝えています。これについて、反政府勢力側の報道官は、NHKの取材に対し「息子も独裁者だ」と述べて拒 否する姿勢を示しており、停戦に向けた事態打開の見通しは依然、立っていません。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110405/k10015101851000.html

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