ウィーン 最後の皇太子葬儀            

7月17日 9時10分   

ヨーロッパでかつて栄華を誇ったオーストリア・ハンガリー帝国の最後の皇太子の葬儀がウィーンで執り行われ、帝国時代の服装に身を包んだ大勢の人たちが市内を行進しました。

17世紀から18世紀にかけて栄華を極め、ヨーロッパで広大な領土を支配したオーストリア・ハンガリー帝国の最後の皇太子、オットー・フォン・ハプスブルク氏は、今月4日、ドイツ南部で98歳で死去しました。ハプスブルク家の歴代皇帝が眠るオーストリアのウィーンでは16日、親族やスウェーデンの国王らが参列する葬儀が執り行われ、帝国時代の服装に身を包んだ3500人余りの参列者がひつぎとともに市内を行進しました。オーストリアの市民の間では、帝国時代の栄華を懐かしむ声が出る一方で、今や一民間人になったハプスブルク氏の葬儀にオーストリア政府が支援したことに批判的な声も聞かれました。ハプスブルク氏はナチスドイツのヒトラーと対立したほか、冷戦末期の1989年にはオーストリアとハンガリーの国境から東ドイツの市民600人余りを亡命させる計画で中心的な役割を果たし、東西冷戦の終結にも貢献しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110717/t10014262381000.html 

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