タイ洪水  首都東西に水を振り分け

11月1日 4時33分 您的瀏覽器可能無法支援顯示此圖片。 您的瀏覽器可能無法支援顯示此圖片。  

記録的な大雨によるタイの洪水で、首都バンコクでは、北部から流れてきている大量の水が中心部に流れ込むことを避けるため、運河を使って市街地の東西に振り分けられ、多くの日系企業が入る東部の工業団地に水が迫る結果となっています。

今回の洪水でタイ中部・アユタヤなどの工業団地に甚大な被害をもたらした大量の水は、バンコク北部の国内線の空港に到達したあと、さらに南下を続けていて、中心部にあるタイ政府の対策本部まで2キロほどのところに迫っています。タイ政府は、水が中心部に及ばないよう運河や排水路を使って市街地の東西にう回させる対応を取っていますが、この結果、西部で浸水地域が広がっているほか、東部ではおよそ20社の日系企業が入るバンチャン工業団地の近くに水が到達しました。タイ政府の対策本部は、水の流れはコントロールできており、アユタヤの工業団地で起きたような深刻な浸水被害は発生しないと強調していますが、水のう回路とされたこれらの地域では、浸水への警戒を強めています。 
 
首都バンコクの北部から南下している大量の水は、東部にある工業団地にも迫り、入居している日系企業の工場では浸水への備えを進めながら操業を続けるという厳しい対応を強いられています。バンコク東部にあるバンチャン工業団地は、自動車部品や素材のメーカー、食品加工など日系企業およそ20社の工場が入居しています。このうち、携帯電話やエアコン用の部品を製造する「東富士タイ」の工場では、浸水した場合、床から1メートルの高さまで水につかるおそれがあるという説明を受け、製品や機械類、事務機器などすべてを、これよりも高い位置に移動しました。工場では、1メートルの高さに赤い紐を張り、ぬらしてはならないものを低い位置に置かないよう従業員に指示しました。事務所では、重要なデータが入っているパソコンを2階に移したほか、コピー機も高い台に乗せました。工場では、浸水のおそれがあるため、先月28日から操業を停止しましたが、取引先から製品の納入を求められているため、31日から一部で操業を再開しました。湯山春樹社長は、みずから毎日3回、近くを流れる運河の水位を確かめているということで「水がどこまで来るのか予測がつかないので困っています。毎日、水の心配をしながら綱渡りで操業をしている状況です」と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111101/k10013641611000.html

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