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台湾の原発 震災教訓に対策強化

     

2月21日 4時32分

東京電力福島第一原子力発電所の事故以来、原発の安全性への不安が高まっている台湾で、東日本大震災を教訓にこの1年近くで新たに導入した原発施設の地震や津波への対策がメディアに公開されました。

公開されたのは、台北郊外の沿岸部にある原子力発電所で、東日本大震災から1年を迎えるのを前に、原発の設計基準を超える地震や津波が起きた場合に備えた対策が紹介されました。

このうち、緊急時に原子炉を冷却するための海水をくみ上げる施設には、津波によるポンプのモーターの浸水を防ぐため、ステンレス製の壁や扉が設けられました。

また、原子炉内の冷却水が不足した場合に、施設内を流れる川から冷却水を確保する方法が紹介されたほか、施設内の電源が失われた場合に備え、新たに配備された移動式のディーゼル発電機などが公開されました。

台湾では現在、6基の原子炉が稼働しているほか新たに2基を建設中ですが、そのほとんどが人口が集中する台北の周辺にあるため、福島第一原発の事故を受けて、住民の間で不安が高まっています。

台湾の原子力委員会では、稼働中の原発については、今回公開された対策などによって当面の安全性に問題はないとの認識を示すとともに、今後さらにそれぞれの原発施設での耐震性の強化をすすめていくとしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120221/k10013165121000.html

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