米中戦略経済対話 24日から     

 

5月24日 4時32分

アメリカと中国の閣僚が安全保障や経済など幅広い分野で意見を交わす米中戦略経済対話が、24日から2日間の日程で北京で行われ、世界に大きな影響力を持つ両国が立場の異なる問題で歩み寄りを見せるかどうかが焦点です。

米中戦略経済対話は、アメリカのオバマ政権のもとでは去年7月に続き今回が2回目で、アメリカは、異例とも言える200人の代表団を北京に送り込んでいま す。今回の対話は、安全保障面では、韓国の哨戒艦の沈没は北朝鮮による攻撃が原因だとする調査結果を受けて、今後の北朝鮮への対応が最大の焦点になります。アメリカのクリントン国務長官は、中国に対し、アメリカなどと同調して強い対抗措置をとるよう求めるとみられますが、北朝鮮への圧力強化に慎重な中国がどこまで応じるかは不透明です。一方、経済をめぐって、アメリカは、中国に通貨・人民元の改革や国内企業を優遇する政府調達制度の是正を促す方針で、これに対し、中国側は、アメリカのハイテク製品の中国への輸出規制の撤廃などを求めるものとみられます。安全保障や経済をめぐって米中間では、立場の隔たりが大きい課題が山積しており、世界に大きな影響力を持つ両国が、今回の対話で具体的な成果を得られるのかどうか、国際的にも大きな影響を与える可能性があるだけに、議論の行方に注目が集まっています。

http://www.nhk.or.jp/news/html/20100524/k10014632531000.html

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