指導力不足 8割ベテラン教師

       

114184

知識や資質に問題があり、指導力が不足していると教育委員会に認定された公立学校の教師は全国で300人余りで、このうち、およそ80%が、40歳代以上のベテラン教師であることがわかりました。文部科学省は、教材のIT化や英語教育など、教育現場の急激な変化に対応できない傾向があるのではないかと分析しています。

各都道府県と政令指定都市の教育委員会は、全国統一の基準を基に、小中学校や高校など公立学校の教師を対象に、知識や資質に問題がある指導力不足の教師の「認定」を行い、こうした教師への指導を行っています。文部科学省によりますと、昨年度、指導力不足と認定された教師は全国で306人で、前の年より65人減って4年連続の減少となりました。年代別の内訳を見てみますと、20歳代が15人、30歳代が46人、40歳代が135人、50歳代が110人と、40歳代以上の「ベテラン教師」がおよそ80%を占めています。これについて、文部科学省は「ベテランになればなるほど、自分の教え方が確立していて、教材のIT化や小学校での英語教育の導入など、教育現場の急激な変化についていけなくなる傾向がある。教師に対する目も厳しく、保護者からの要望など、プレッシャーに対応しきれない現状もあるのではないか」と分析しています。

arrow
arrow
    全站熱搜

    studyjapanese 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()