新常用漢字告示 2136字に

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放送や新聞などに日常的に使われる漢字の目安となる新しい常用漢字が29年ぶりに見直され、30日、官報に告示されます。これまでの1945字から新たに196字を加える一方、あまり使われなくなった5字を削除し、あわせて2136字になります。

常用漢字は、放送や新聞、それに公文書など日常的に使われる漢字の目安となるものです。今回の見直しは、パソコンなどの普及で漢字の変換が簡単になり、日常的に使われる漢字の種類が増えていることから、文化庁の文化審議会が検討を進めていたもので、30日、官報に告示されます。常用漢字が見直されるのは昭和56年以来、29年ぶりのことで、これまでの1945字から、新たに196字を加える一方、あまり使われなくなった5字を削除し、あわせて2136字になります。最大の特徴は、常用漢字について「すべてを書ける必要はない」としたことです。このため、「憂鬱」の「鬱(うつ)」や「語彙」の「彙(い)」など、画数が多く書くのが難しい漢字でも、熟語で使われることが多く、漢字で表記したほうがわかりやすいなどとして加わりました。また都道府県名に使われるなど、多くの人にとってなじみがありながら常用漢字には入っていなかった、福岡や岡山の「岡」、埼玉の「埼」、大阪の「阪」などが加わり、都道府県に使われるすべての漢字がそろうことになりました。教育現場では、新しい常用漢字は、中学校と高校では2年後の平成24年度から教え、高校や大学の入試での出題はその3年後の平成27年度から始まります。NHKのニュースでも、30日から新しい常用漢字表を基準として放送を行っていきます。

 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20101130/k10015533821000.html

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