難民など 過去15年間で最多            

6月20日 17時7分    

UNHCR=国連難民高等弁務官事務所は、紛争や政治的な迫害で国外に逃れた難民や国内避難民の数が去年末の時点で4370万人と、過去15年間で最も多くなったと発表しました。

UNHCRは、国連が定めた「世界難民の日」である、20日、難民の最新状況についてまとめた報告書を発表しました。それによりますと、世界各地で紛争や政治的な迫害によって住んでいた場所を追われ、国内外へ逃れた難民などの数は、去年末の時点で4370万人となりました。これは、前の年よりおよそ40万人増え、過去15年間で最も多い数だということです。このうち、国外へ逃れた難民は1540万人で、前の年より20万人増えています。国別では、反政府武装勢力タリバンが攻勢を強め、治安の悪化に歯止めがかからないアフガニスタンが305万人と最も多く、イラクが168万人、ソマリアが77万人などとなっています。ことしの報告書には、混乱が続くリビアを逃れた人などの数は含まれておらず、今後、さらに国外への難民の数が増えるおそれも出ています。UNHCRによりますと、難民の多くは途上国に逃れて十分な支援を受けられない状況だということで、グテーレス国連難民高等弁務官は「途上国が難民の避難先となっている現状を変えなければならない」と述べ、難民問題への先進国の協力を呼びかけています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110620/k10013644371000.html  

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