スカイツリーと隅田川 光の競演

 

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東京の下町を流れる隅田川に、ホタルに見立てたおよそ10万個の電球を放流し、ライトアップされた東京スカイツリーとの光の競演を楽しもうという催しが6日夜、開かれました。

「東京ホタル」と名付けられたこの催しは、東京スカイツリーの開業を機に、隅田川周辺のにぎわいを取り戻そうと、地元の区や観光協会などが開きました。

およそ10万個の電球の80%余りは主催者側が放流しましたが、残りは、会場を訪れた親子連れなどが川に流していきました。

一つ一つの電球は、直径8センチ余りの白いボールに、太陽光パネルと蓄電池、それにLED照明を入れて作られ、催しのあとはすべて回収されるということです。

催しの最中は、会場からおよそ1キロの距離にある東京スカイツリーも青白くライトアップされ、訪れた人たちが隅田川の川面との幻想的な光の競演を楽しみました。

4歳の息子と妻とともに訪れた東京・中央区の47歳の会社役員の男性は「子どもの元気な成長や、みんなが幸せに暮らせればという思いを込めて放流します」と話していました。

また、大学時代の同級生と訪れた大田区の70代の女性は「東北の被災地の人たちに幸せになってほしいという思いを込めて放流します」と話していました。

特殊な電球回収で再利用も

今回の催しに使われた10万個の電球のうち、一般の人たちが放流したのは1万6000個で、残りの8万4000個は催しの実行委員会のスタッフが35そうの小舟を使って船の上から放流しました。

これらの8万4000個の電球は、6日午後、東京・港区の倉庫から会場近くの船着き場に台船で運ばれ、スタッフたちが手際よく放流用の小舟に積み替えていました。

電球は、水につけると自動的に明かりがともり、引き上げると消える特殊な仕組みで、回収すれば再利用できるということです。

このため、会場の下流には催しのあと、電球を回収するためのフェンスも張られていました。

電球の準備を指揮した実行委員会のスタッフの岡田トモフミさんは「およそ1年かけて準備してきたので、何とか成功してほしいです」と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120506/k10014924481000.html

 

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