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「京城府庁」跡に新ソウル市役所
8月27日 17時47分
日本の植民地時代にソウルを管轄する行政庁として建てられた「京城府庁」の跡地に、自然エネルギーを利用した新しいソウル市役所の建物が完成し、来月から運用を始めることになりました。
京城府庁は、日本による朝鮮統治時代、現在のソウル地域を管轄する行政庁として1926年に建てられ、戦後もソウル市庁舎として使われました。
しかし建物の安全を確保する必要があるなどとして2008年に一部を除いて取り壊され、跡地には4年余りの工事の末、ソウル市の新しい庁舎が完成し、来月から運用を始めることになりました。
新庁舎は太陽光と地熱を利用して庁舎内の消費電力のおよそ3割を自然エネルギーで賄う環境にやさしい設計が特徴で、9階の展望台からは、ソウルのメインストリートや朝鮮王朝時代の王宮の一部が臨めるようになっています。
一方、ソウル市の文化財に指定されていたため、取り壊しを免れた当時の正門の一部や灯ろう、大理石の階段などは、ソウル市の新しい図書館の一部として活用され、図書館は、ことし10月に開館する予定です。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120827/k10014568461000.html
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