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警戒強めなければまん延も

9月4日 12時18分

帝京大学附属病院で、9人の入院患者が抗生物質のほとんど効かない「多剤耐性アシネトバクター」という細菌の院内感染で死亡したとみられる問題で、専門家は「警戒を強めなければ各地の病院でもまん延するおそれがある」と指摘しています。

この問題は、帝京大学附属病院でがんなどの入院患者46人から抗生物質のほとんど効かない「多剤耐性アシネトバクター」という細菌が検出され、このうち9人が感染が原因で死亡した疑いがあるものです。感染は複数の病棟に広がっているうえ、細菌の特徴が 共通していることから、病院の職員を介した院内感染の可能性が高いとみられています。多剤耐性アシネトバクターは、去年以降、いずれも海外で治療を受けて帰国し、愛知や福岡など3つの病院に入院していた患者からも見つかっています。帝京大学附属病院では、最初の感染とみられる去年8月から、院内で調査を始 めることし5月まで、ほとんど対策を講じなかったことから、これまでで最大規模の院内感染になったとみられます。これについて、院内感染に詳しい東邦大学の山口惠三教授は「多剤耐性アシネトバクターは欧米や韓国で急速に広がっていて、国内で広がるのも時間の問題だった。警戒を強めなければ各地の病院でもまん延するおそれがある」としたうえで、「医療機関では1例でも見つかった時点で積極的に調査するなどの対応が必要だ」と指摘しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100904/k10013778711000.html

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