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28 NHKワールド 2010年カレンダー・フォトコンテスト 受賞者発表

2010年版募集テーマ「今、始まる」

 

28NHKワールド カレンダー・フォトコンテスト 浅井慎平氏(審査委員長)講評

このコンテストは28回を迎え、今回はデジタル作品の募集も行われました。ポジフィルムだとなかなか挑戦しにくい夜景や夕景、夜明け、あるいはシャドウが多い作品などをデジタルで挑戦している方が多かった。それは今回の特徴のひとつだったと思います。

このコンテストは、一般の写真コンテストと違って、カレンダーとしての機能との関係を無視できない背景があります。この趣旨が年々浸透してきて、どういうものを目指せばいいのかがみなさんに理解され、内容も高まってきています。細かい点まで神経を使った作品が増えてきていますから、今後もとても期待しています。

これから先、デジタルカメラで撮る方は増えてくると思いますが、対象とその方の相性、そしてカメラとの相性があります。ポジフィルムとデジタルの両方の長所がいい具合にこのコンテストの中で現れるといいですね。

今回金賞と銀賞を受賞した作品は、それぞれ違うキャラクターですが、カレンダーとして12か月を表現していくバリエーションの中にどちらも見事におさまりました。

 

【金賞作品について】

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金賞を受賞した「民芸の里のまつり」は、情景そのものがおもしろい。おもしろいものにただシャッターを押せばうまく写るのかというと、そういうものではあ りません。おかめやひょっとこなどのお面をかぶったお祭りのシーンですが、対象が1人ではなく4人。背景との関係もあって、どういうタイミングでシャッ ターチャンスをとらえるか、非常に難しかったと思います。すべての要素に神経を行き届かせ、見事にとらえていた点が評価されたと思います。

 

【銀賞作品について】

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銀賞を受賞した「夜明け」は、非常にクオリティの高い作品です。一見凡庸に見える情景を、非常に叙情的にとらえていますね。金賞も銀賞もどちらも内容がかなり高度で、甲乙つけがたいものでした。

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