中小製造業 投資4年ぶり増加へ        

10月17日 4時11分    

世界的な金融危機のあと、設備投資を大幅に減らしていた中小企業の製造業が、今年度は4年ぶりに設備投資を増やし、前の年度より20%以上増加すると見込まれることが、日本政策金融公庫の調査でわかりました。

調査は先月上旬に行われ、従業員20人以上300人未満の中小の製造業、およそ9200社が回答しました。それによりますと、今年度の設備投資の計画は1兆7142億円で、前の年度に比べて20.6%増えました。中小の製造業の設備投資は、世界的な金融危機の影響で、昨年度、過去最大の落ち込みとなる41.2%のマイナスを記録するなど低迷が続いていましたが、4年ぶりにプラスに転じることになります。業種別では、中国向けの建設機械部品の需要が伸びている「生産用機械」や、新薬と成分が同じで価格が安い、後発医薬品を生産する「化学工業」で増加が目立っています。ただ投資の内容を見ますと、交換時期 が来た機械の入れ替えや修理など、事業の継続に欠かせない、いわば最低限の投資が多く、生産能力を増強するための投資は抑え気味です。日本政策金融公庫は「急激な円高が今後、投資計画にどのような影響を及ぼすか注意して見ていく必要がある」と話しています。 
 

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20101017/k10014629381000.html

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