教育現場 子どもの貧困考える       

10月16日 22時28分  

教育の現場での子どもの貧困や格差を考える集会が東京で開かれ、卒業アルバム代が払えず、アルバムをもらえないまま小学校を卒業していく子どもがいるなど、厳しい実態が報告されました。

この集会は、日本の子どもの7人に1人が貧困状態にあると国が発表して1年になるのを前に、東京都教職員組合などが開いたもので、東京・文京区の会場には教育関係者など50人余りが集まりました。はじめに都内の歯科衛生士の女性が、重症化した子どもの虫歯の写真を見せながら、親が深夜まで働いていて経済的、精神的にゆとりがなく、虫歯になっても治療を長期間受けられなかった子どもが多くいると報告しました。このあと東京都教職員組合の担当者が、関東地方の学校関係者を対象に行った調査結果を紹介し、卒業アルバム代を払えずアルバムをもらえないまま小学校を卒業する子どもがいたり、仕事を3つ掛け持ちするひとり親の母親が、学校の行事にまったく参加できなかったりするなど、学校現場で子どもの貧困や格差が広がっている実態を報告しました。集会を主催した東京都教職員組合の岸田久恵さんは「国などは子どもの貧困の実態を踏まえ、卒業アルバムや修学旅行に掛かる費用を無償化にするなど、有効な施策を考えてほしい」と話していました。 
 

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20101016/k10014628881000.html

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