中国 ローマ法王の批判に反論          

12月28日 19時19分  

ローマ法王ベネディクト16世がことしのクリスマスメッセージで中国の宗教政策を批判したことに対して、中国外務省は、28日、「中国には宗教の自由がある」などと、ローマ法王に反論しました。  

ローマ法王ベネディクト16世は、今月25日、バチカンで発表したことしのクリスマスメッセージの中で、中国のカトリック信者に向けて「信教の自由が制限されても、キリストと教会への忠誠を持ち続けてほしい」と述べ、中国がカトリック信者の信教の自由を制限していると懸念を示し、中国の宗教政策を批判しました。これに対して、中国外務省の姜瑜報道官は、28日の定例記者会見で「中国には宗教の自由があり、カトリックが発展しているという事実を重視し、中国とバチカンの関係改善に利するよう行動を起こしてほしい」と述べ、ローマ法王のメッセージに反論しました。中国とバチカンは長年対立が続いており、特に、中国各地の教会を指導する司教の任命を巡っては、任命権を持つのはローマ法王だけだとするバチカンに対し、中国側は内政干渉だとして独自に司教の任命を続け てきました。ことしは、中国国内のカトリック団体の代表や重要な教区の司教に、バチカンが承認していない人物が就任したことなどから、双方の関係はこれまで以上にぎくしゃくしています。   

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20101228/t10013127741000.html 

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