新成人 “進路に不安”65%
1月10日 4時1分

1月10日は成人の日です。ことし成人になる人の65%が今後の進路に不安を感じていることが、民間の情報サービス会社の調査でわかりました。

この調査は、結婚情報サービス会社「オーネット」が成人になる人を対象に、15年前から行っているもので、全国の男女800人から回答を得ました。それによりますと、今後の進路に不安を感じている人は、前の年に比べて2ポイント減ったものの、全体の65%に上りました。また、「今の日本で大人になるのはリスクが大きい」と答えた人は46%と、前の年に比べ2ポイント増え、大学生の就職内定率が過去最低となる厳しい雇用情勢を反映した結果になりました。一方、将来については、親の世代に比べて、「自分の生活が悪くなる」と答えた人が45%で、前の年より5ポイント減ったのに対して、「良くなる」が21%で4ポイント増え、将来に対して希望を感じている人が、これまでより増える傾向にありました。若者の動向に詳しい評論家の牛窪恵さんは「右肩上がりの経済を知らない新成人は、日々のささいな幸せを大切に、時代に適応した生き方ができる世代といえる。この世代は、就職状況は今がいちばんつらいもので、底だと感じているが、この先、不況が続き、収入が増えなくても堅実にお金を使えば何とかやっていけるだろうと感じているのではないか」と話しています。

arrow
arrow
    全站熱搜

    studyjapanese 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()