日本語勉強会

ルノー 重要技術は漏えいせず

1月9日 4時5分    

フランスの大手自動車メーカー「ルノー」の幹部社員が、開発中の電気自動車の技術を外部に漏らしたとされる問題で、ルノーは、バッテリーなどに関する重要な情報は外部に漏れていないとして、日本の日産自動車と進める開発計画に変更はないと強調しました。

この問題は、ルノーが無期限の停職処分にした幹部社員３人が、日産自動車と共同で開発している電気自動車の情報を外部に漏らした疑いが指摘されているものです。この問題について、ルノーのペラタＣＯＯ＝最高執行責任者は、９日付けのフランスの新聞「ル・モンド」とのインタビューで、電気自動車の価格や、低価格のモデルなどの情報が漏れた可能性はあるとしながらも、電気自動車のバッテリーやモーターなど、重要な技術に関する情報は一切、流出してないと述べました。そのうえで、日産自動車と進める開発計画に何ら変更はないと強調しました。情報の流出先について、フランスのメディアは、中国に流出した疑いがあると伝えていますが、ペラタ氏は流出先についての具体的な言及は避け、今回の情報漏えいは国際的に組織されたルートを使ったプロの仕業だとの見方を示しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110109/k10013292121000.html