“九電 経営者の姿勢が問題”
10月25日 12時16分
枝野経済産業大臣は、閣議のあとの記者会見で、佐賀県の玄海原子力発電所の説明会に関連したメール問題を巡 る、九州電力の最終報告書について、「調査を第三者委員会に委託しながら、都合が悪い部分は受け入れない、経営者の姿勢が問題だ」と述べ、会社側の対応を 改めて批判しました。
この問題で九州電力は、今月、国に提出した最終報告書の中で、会社が委託した第三者委員会が指摘し た、佐賀県の古川知事の関与に触れなかったことなどについて、厳しい批判を受けたことを踏まえ、見直し作業を続けています。これについて、枝野経済産業大 臣は「第三者委員会に調査を委託した以上、報告をそのまま受け止め、踏まえるのが普通であり、最終報告書の中身が良いのか悪いのかを言っているのではな い。第三者委員会に委託しながら、都合が悪い部分は受け入れない、経営者の姿勢が問題だ」と述べ、第三者委員会の指摘を盛り込まない最終報告書を国に提出 した、九州電力の対応を改めて批判しました。そのうえで、枝野大臣は「今月17日の午後に、事務方を通じて九州電力に私の問題意識を伝えているが、これに 対する対応について、九州電力から何も伝えられていない」と述べ、九州電力側から最終報告書の見直しを巡る対応について、いまだに枝野大臣に報告がないこ とに、不快感を示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111025/t10013487461000.html