“健診受けないとボーナス減額”
12月23日 16時24分
大手コンビニチェーンの「ローソン」は、社員が能力を十分に発揮するには、健康が欠かせないとして会社の健康診断を受けなかった場合、社員だけでなくその上司もボーナスを減額する新たな制度を導入することになりました。
このコンビニチェーンでは去年、およそ16%の社員が業務が忙しいなどの理由で健康診断を受けず、その結果、病気の発見が遅れるケースもあったということです。
社員が能力を十分に発揮するには、健康が欠かせないとして会社の健康診断を受けない社員は15%、その上司も10%、ボーナスをそれぞれ減額する制度を新たに導入することにしました。
また、診断で健康に問題があるとされた社員にはオフィスで体重や血圧をこまめに測ったりどれだけ歩いたかを毎日チェックしたりすることを求めるとしています。
ローソン人事部の和田健太郎さんは、「仕事が忙しく自分の体のことを後回しにしてしまう社員も多い。定年まで健康に勤めてもらうため、あえてインパクトのある施策を導入した」と話しています。
社員の健康維持に向けた取り組みはこのところ大企業を中心に進んでおり、病気を予防できれば業務がスムーズに進むだけでなく、企業側の医療費負担を抑えることにもつながることから今後、こうした動きはさらに広がっていきそうです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121223/k10014386241000.html